芸術の秋に美術館を訪れる

2018年の10月27日の土曜日から開催されている、「ムンク展」に行ってきました。JR上野駅から徒歩で10分程度の歩いて、東京都美術館へと向かいます。周辺には日本全国からの修学旅行生や団体客に、海外からのお客さんも多いようです。今どきのストリートミュージシャンがアコースティックギターで弾き語りをしていたり、昔懐かしい大道芸人さんが手品を披露していたりと長閑なムードがたっぷりとしていました。公園内や館内のチケット売り場は混在していますので、コンビニや上野駅の改札内にあるエキュートで前売り券を購入しておくことをお勧めします。

展示されている100点余りの版画や油彩画は、全てがノルウェーのオスロ市立ムンク美術館のコレクションです。20世紀の初頭に孤高の画家が残した作品が、遥かなる時と海を超えて日本へと渡ってきたことには感慨深いものがありました。「夏の夜、人魚」や「月明かり、浜辺の接吻」に代表される初期の作風は、明るくファンタジーのような味わいがあり意外な気がします。夢と希望に満ち溢れていた、若き日のエドヴァルド・ムンクの姿が思い浮かんできて微笑ましかったです。中期から晩年にかけては、暗くおどろおどろしい作風宇へと移り変わっていました。愛する人との別れ話を拗らせてピストルを暴発させてしまったり、アルコールに溺れたりと波乱万丈な作者自身の人生を映しているのかもしれません。「地獄の自画像」や「絶望」などの、死に魅せられたかのようなスタイルには鬼気迫るものがあります。

誰しもが知る世界的な名画ながらも本邦初公開となる、「叫び」が圧巻です。ありとあらゆる負の感情が、北欧の豊かな自然と混じり合っていくようで感動的でした。本展覧会は2019年の1月20日までになり特設ショップではムンクに因んでカレンダーやアンティークも販売されていますので、美術館巡りが好きな方は是非訪れてみて下さい。

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